五月病

2016.5.10

ゴールデンウィークも明け、先日から仕事に戻った方もいると思います。

中には10連休、或いは、それ以上なんていう方もいたりして、「Blue Monday」(ブルーマンデー)だった方もいるのではないでしょうか。

 

そして、ゴールデンウィーク明けになりやすいのが、「五月病」。

五月病は適応障害の一種で、5月に限らず何月でも五月病になり得ます。

五月病は、うつ病とは異なり、一過性のもので基本的には1~2か月程で自然に改善していくと言われています。

 

五月病はどんな症状が出るのでしょうか…?

  • 何もやる気が起きない
  • 何だか不安でしょうがない
  • ふさぎがち
  • 何だか焦ってイライラしてしまう
  • 思考力、集中力がない
  • 腹痛や頭痛がする
  • なかなか眠れない
  • 食欲がない

どんな人がなりやすいのでしょうか…?

  • 内向的でおとなしい人
  • 真面目で几帳面な人
  • 忍耐力のある人
  • 気配りをする人(人に気を使う人)
  • 責任感がある人
  • 感情を表に出さない人
  • 完璧主義の人

原因は…?

  • 新しい環境になじめない
  • 新しい人間関係がうまくいかない
  • 一つの次目標を達成した後の新しい目標が見つからない
  • イメージしていたものと現実とのギャップがある

五月病への対処法は…?

  • 軽い運動をする
  • 趣味などの好きなことをして気分転換をする
  • 夜更かしをせずに規則正しい生活をして、十分な睡眠をとる
  • ゆっくりとお風呂につかる
  • アロマを使って好きな香りを楽しむ
  • 友人と話をする
  • 気の滅入るようなニュースや話は聞かず、元気がもらえるような言葉や音楽を聴く

 

現代生活を送っていく上では、ストレスとはなかなか離れられません。それならば、そのストレスと上手に付き合っていかなければなりませんね。

五月病のような症状を放っておくと、段々と心が鬱々としてきてしまいます。

 

東洋医学では 五志(五情)(七情)というのがあって、感情が臓腑に与える影響を記している文献があります。

例えば、怒りすぎると気が上がり肝を病みます。逆に肝が病むと怒りっぽくなります。

憂い、嘆き悲しみが過ぎると気が消えて肺を病みます。その逆もあります。

 

心が鬱々としているのも「気」の巡りに滞りがあるのかもしれません。

 

ストレスを抱え込まずに、気分転換を図ってください。

 

先日、私は娘と金時山に登ってきました。1200m程度の初心者向けの山ですが、天気のいい日に登ったせいもあってか、登頂した後の気分は爽快そのものでした。

正直、登っているときは息も切れ切れで苦しかったのですが、マイペースで頑張って登った甲斐がありました。

次の日も仕事があったのですが、いつもより心が軽やかな気分で仕事ができた気がします。

次はいつ、どこに行こうか…? と、新たな楽しみと目標が出来ました。

 

ちょっとしたことでいいと思います。何か仕事以外の楽しみを見つけて日頃の生活に潤いを与えてみて下さい。

登山

うっすらと見えているのが富士山です(金時山頂上から)

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