気温と血圧
もう早いもので、11月に入りました。
紅葉も北の方から段々と南下してきているようですね。
小学生の頃、紅葉の季節になると、「なべっこ遠足」と称して鍋や一斗缶、薪、味噌汁(大体は芋の子汁)の具材などをリヤカーに乗せて小学校の近くの河原に遠足に行った記憶があります。
リヤカーですよ。時代を感じますね!(若い子は知らないんじゃないかな…)
班ごとに分かれて、一斗缶を調理器具にして味噌汁を作りお昼を食べるのです。外で食べる自分たちで作った食事の美味しいこと。今でも忘れません。
もちろん、一斗缶調理器具も手作りです。
私の中では、紅葉=なべっこ遠足 という感じです。
紅葉が始まると気温も低下してきています。
体にとって、寒くなるとちょっとしたストレスになることがあります。
寒くて縮こまっていると首肩が凝ったり、昔痛めた古傷がうずくとか、神経痛が誘発されるとか、いろいろと症状が出たりします。
血圧も高くなりがちです。寒くなると体は体温調節をするため血管を収縮させます。血管が収縮すると血圧や脈拍が上がり血圧が高めになります。
特に気を付けなければいけないのは、「ヒートショック」と言って、特に冬場に、気温の変化が大きい環境に体がさらされたときに起こる悪影響です。
例えば、
温かい部屋から冷たいトイレに行く、(そこで力む)。
温かい部屋から冷たい脱衣所で裸になり温かいお風呂に入浴。
など、急激に室温の変化にさらされると血圧も急上昇、急降下。もともと高血圧や動脈硬化、糖尿病などの疾患をかかえた高齢者などではその変化についていけず、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、意識低下に伴う溺死などの危険にさらされます。
冬場など、脱衣所やトイレなどにも暖房器具を置いたり、お風呂場も浴槽のふたを開けておいたり、シャワーをまんべんなくかけておいたりして温めておくとよいでしょう。10度以上の気温差には気を付けなければなりません。
高血圧や動脈硬化を予防するために、普段から気を付けていなくてはなりません。
「よく血管を丈夫にする」と言われます。そして、血管を丈夫にするためには、
- 食べ過ぎない
- 魚類(青魚)を食べる
- 良質の油にする
- 海藻類、野菜(特にネギ・玉ねぎ)、きのこ類を取る
- 大豆製品を取る
- 適度な運動
ごくごく一般的なことなのですね。
和食は見た目にもヘルシーで良いのですが、気を付けなければいけないのは塩分です。
味噌汁、煮物、お漬物、塩鮭、塩サバなどの焼き魚。これらをすべて食卓に並べてしまうと塩分過多になってしまいます。
昆布や鰹節などのだし、お酢などを使って上手に減塩しましょう。
(だしに含まれる旨味成分は和食の特徴です。)
インターネットや料理本などを見ると、上手に減塩する方法が書いてありますね。
未来の自分は今作られる。
日ごろの生活習慣を見直して、健康寿命を延ばしたいですね。