飲食労倦 : 不摂生してませんか?
2015年も残すところ5日間となりました。「1年が過ぎるのが早いなぁ」と毎年毎年感じます。
つい先日「今年もよろしくお願いいたします」と挨拶をしたばかりのように思います。
12月に入ると何かと気忙しく、またあっちの付き合い、こっちの付き合いと体がいくつあっても足りない気分に。
仕事も忙しいけれど、忘年会やクリスマスパーティー、体や胃腸の調子が回復しないうちにお正月。おせちにお雑煮。
年末から年始にかけて、体重増加とは逆に消化機能は低下。
これでは、新年をこころよく祝えません。
東洋医学では、食べ過ぎや飲みすぎ、偏食、過労などの不摂生からくる病を「飲食労倦」と言います。
「飲食労倦は脾臓を傷める」と言われ、東洋医学でいうところの脾機能を低下亢進させます。
例えばどのような症状かというと、便秘、下痢、口内炎ができやすい、体が重く節々痛み、疲れやすい、食欲不振、そのうちに体重が減ってくる、などなど。 なんだか糖尿病の症状に似てませんか?
糖尿病も生活習慣病といわれているので、このような不摂生が続くと糖尿病になってしまいかねません。
どこかでけじめをつけなければ、どこまでも体を酷使してしまいます。
我が家では、食べ過ぎた時や飲みすぎた時、胃腸の調子がおかしいときにもハーブティーを飲みます。自然と体が欲しがるのか、私が勧めなくても家族からハーブティーを所望されます。
まず、真っ先に浮かぶのがミントティーです。口当たりも、胃の具合もすっきりとします。
もう少し複雑な味が欲しいときは、フェンネルやレモンバーベナなどをミックスして飲むのもおすすめです。
(フェンネルは和名をウイキョウといい、消化促進、胃腸機能調整、利尿作用などの効能があります。アニスは西洋ウイキョウと呼ばれて同じような効能を持ちます。古代に祝宴の最後にアニスケーキが振る舞われたのは、食べ過ぎた後の消化促進を促すため、健胃作用を高めるためと言われています)←ちょっと雑学。HPのトップページ「治療の名前」にも書いてます。
←場所はここです。足の第2指を折り曲げた時に、裏側の最も高い所が足底につくところです。
つわりの時にも使います。治療院に来られた方には、ここにもぐさをひねってお灸をします。
最初は温かさも何も感じないことが多いので、温かさを感じるまで何壮か据えます。
鍼灸は痛みに効くだけではなく、胃腸の調子が悪いときや、つわりなど様々なものに効果を表します。(詳しくは鍼灸の適応症を見てみてね)
2015年の疲れは2015年のうちに解消しましょう。
くれぐれも暴飲暴食、不摂生はつつしんでください(._.)