老化は足から
先日、当院のチラシをポスティングさせて頂きました。
(ご近所の皆様ありがとうございます)
一人で約2時間ほど、歩いて行いました。
普段は、車で移動することが多くこんなにも時間をとって歩いたのは久しぶりです。
少し重いシューズを履いて歩いた割には筋肉痛もなく過ぎました。これは、ヨガのおかげかな…?
よく「老化は足から」「足から衰える」と言われます。
人間の全身の筋肉の約60%は足の筋肉が占めています。筋肉は20代をピークに年齢とともに次第に衰えていきます。
- 年々、加齢とともに増える体重(私だ…)
- 運動不足(これも私…)
- 何もないところで なぜか躓く(あれ?これも…)
- 階段や坂道を上ると太ももが疲れる
- 階段を一段飛ばしができない
- 足がむくむ
- 手足が冷える
また、足は「第2の心臓」とも言われていて、体中に血液を送るポンプ作用の役割も果たしています。
この足の筋肉のポンプ作用が上手く働かなくなると、下肢静脈瘤が起こる可能性があります。静脈瘤にならないまでも、足がむくむ。足が冷える。といった症状、血液の循環が悪いためにおこる症状が出てきます。
高齢になると、転倒しやすくなります。転倒し骨折。それがきっかけで寝たきり、なんてことにもなりかねません。
(今は、骨折しても寝たきりにしないために、ご高齢でも術後早めにリハビリを開始します)
足の筋肉を衰えさせないために、一番手軽な運動はウォーキング。
足に合った靴を履いて、楽しみながら歩きます。
平坦な道だけでなく、ちょっとした坂道なども歩くと筋力アップにつながります。
ウォーキングは、認知症予防の効果もあるようです。
例えば、一人よりも二人で。しりとりをしながら。川柳を考えながら。
ウォーキングは全身運動で有酸素運動で健康維持にはとても良いです。
ただ、ウォーキングだけでは、筋力を鍛えるという点では、少し不足です。
筋力を衰えさせないためには、ある程度の筋力トレーニングが必要です。
- 椅子に座って膝を抱え胸の方に引き寄せる
- 壁などの安定したものにつかまって、ゆっくりとかかとの上げ下げをする
- スクワットをする
- 仰向けになって足の上げ下げをする
などなど。他にも手軽にできる運動があると思います。
私は、治療院を開く傍ら、訪問で患者様のお宅で鍼灸マッサージの施術をしています。
中には、重度の方もいらっしゃったり、機能訓練の必要な方もいらっしゃいます。
患者様の状態に合わせて、鍼灸マッサージの施術に加え、筋力をトレーニングを行うこともあります。
「寝たきりにしない、させない」ためには、今から筋力の維持は必要です。
まずは、手軽にウォーキング。
足腰を鍛え、脳の老化を防ぎ、血液の循環もよくします。
循環が良くなれば、体中の機能も活発になります。
天気の良い日に、楽しみながらウォーキングをしてみてはいかがでしょう。