鍼灸と四柱推命~陰と陽~
実はこのブログを書き始めたのは、11/7。ちょっといろいろあって、途中で止まってしまってました…(;^ω^)
その日の天気は、↓のような不安定な天気でした。その天気模様からブログを書こうとしてたのですが…。では続きを。
神奈川の今日(11/7)の天気は、風も強く雨模様の朝から始まりました。夜中から雨や特に風の音が気になって目が覚める程。段々と晴れてはきたけれど、太陽がのぞいているのに突然雨が降り出したりと晴れと言っていいのかそれとも雨なのか。それに何より、11月なのに半袖でも全然寒くない!むしろ生暖かい。吹く風も「春一番?」と勘違いしそうな陽気。
11/7はこんな天気だったのですね。
このような天気の時、私は、今自然界では陰と陽がせめぎあってて、最近よく聞く言葉でいうところの「マウントを取り合ってる」状態か…と考えてしまいます。
←まさにこの陰陽太極図のように、陰と陽がそれぞれが幅をきかせながらグルグルとお互いに引っ張りあっているよう。
おたまじゃくしのような形の中の白い○、黒い●は、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があることを示しています。まるで台風の目のようですね。
陰陽論とは、自然界のすべてのものが陰と陽に分けられるという考え。
日の当たる場所は陽。日の当たらない場所は陰。
左は陽で、右は陰。男性が陽で女性が陰。幼児は陽で老人は陰。
上が陽で下が陰。外が陽で内が陰。
南・東が陽で北・西が陰。このように方角にも陰陽があります。
そして陰と陽はお互いの存在がなければ成り立ちません。つまり、陰と陽のバランスが崩れてしまっては均衡が保てないのです。
冒頭で天気の話をしましたが、晴れは陽で、雨は陰です。晴れているのに雨。雨が降ったかと思ったらすぐに晴れ。大気も陰と陽のバランスが大崩れしそうになるのをどうにかして中庸に戻そうとしているのかと思います。大体このような天気の後は穏やかな天候もしくはその季節に見合った天候に変わっていると思います。
鍼灸(経絡治療)でも、陰陽の調整を図りながら治療をすすめます。
当院を利用してくださった方は、最初に手足に鍼をしているのをご存じだと思います。それは本治法と言って、まず虚している陰の経絡を補い、そして有余している陰と陽の経絡を瀉して整えています。
四柱推命でも、命式の中には陰と陽があります。
例えば、陰の干支(乙、丁、己、辛、癸)や陽(甲、丙、戊、庚、壬)だったりします。通変星でも、劫財と比肩、傷官と食神、正財と偏財、正官と偏官、印綬と偏印のように、陰と陽のような関係の星があります。
命式的にこれらのバランスが良ければ、きっと何でもそつなくこなし、順風満帆な人生を送れるはず??? と思いますよね…。
でも、人生はそんなに甘くはない。
何事も陰と陽があり、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある。
ちょっとしたきっかけで陰に傾いたり、陽に傾いたりして崩れかけます。
毎日、食生活にも気を付けて、適度に運動もし、睡眠も十分にとっている。それでも、ふとしたことで体調を崩してしまう。このようなことはありませんか。
「内傷なければ外邪入らず」という東洋医学の言葉があります。ストレスや心の不安定さなどから病を引き寄せてしまうこともあります。
四柱推命も自分の命式を知ることで、自分がどのような傾向の考え方をするのか、順調な時と不調な時の思考傾向などを知ることで、対人関係や仕事などに対する向き合い方も違ってくると思います。
そう思ったら、四柱推命も「未病治」に含めてもいいかもしれないと、今、このブログを書いていて思いました(#^.^#)
四柱推命は「占い」にカテゴライズされると思いますが、「占い」に抵抗感を持っている人は一定数いると思っています。
かくいう、鍼灸も抵抗感を持たれやすいものの一つだとも知っています。
理由のない抵抗感をなかなか払拭できないのは、それもやはり陰陽のバランスが崩れているのかな…。と、個人的には考えます。